自分でできるメンテナンス
修理代を節約する確実な方法は日々のメンテナンスです。
車を定期的に点検することで、ある程度の故障を防ぐことができます。
主な消耗品
- エンジンオイル
- ラジエーターの冷却水
- ウインド・ウォッシャー液
- バッテリー液、バッテリー
- ワイパーゴム
- タイヤ
- ブレーキパッド・ディスク
このうち深刻な事態を招く恐れがあるのは、エンジンオイルとラジエーターの冷却水です。どちらも交換を怠るとエンジンのオイル漏れやオーバーヒートを招きやすくなり、エンジンが全く動かなくなる事態に陥る場合があります。
自分でできる消耗品の交換と補充
上記の消耗品のうち、自分で簡単にできるものはウィンド・ウォーシャー液、ラジエーターの冷却水、バッテリー液などの、液体を補充する作業です。補充は簡単で、ボンネットを開けてタンクを確認し、液が基準のレベルゲージより減っていれば継ぎ足します。ラジエーターの冷却水は、クーラントとも呼ばれています。エンジンを冷やす水なので、水道水でも役目を果たすのですが、ラジエーターが金属製なので、錆びさせない薬品が入っていることと、寒冷地でも凍らないよう不凍液となっています。緊急の場合には、水道水でも対応できます。
エンジンオイルの交換は5,000kmに一回、又は半年に一回が目安になっています。作業自体は簡単なので自分でもできますが、汚れた廃油の処分に手間がかかるため、費用と効果で判断が難しいところです。
業者に依頼した方がよい作業
タイヤとブレーキ関係の交換は、取り付けミスで重大な事故に繋がる可能性が高く、専用工具も必要なので修理会社に依頼しましょう。ただし、事前にタイヤやブレーキが減っているかどうかの確認やどのような部品に交換するか確認が重要です。ブレーキ(パッド)の減り具合は、ディスク・ブレーキなら簡単に分かりますので、月に一回程度確認しておきましょう。
また、ブレーキの効き具合や音でも判断できますので、少しでも違和感があれば修理会社に点検を依頼することをお勧めします。
乗車前の1分間点検
乗車前に簡単な点検を行う習慣をつけましょう。
【チェック項目】
- タイヤのへこみ具合
タイヤの空気不足はパンクのもと。走行に影響がでるほどの空気不足なら、目で見ただけでもわかります。 - ランプ系統
ウインカーやブレーキランプの故障は、事故につながる大きな不備です。スイッチを入れて、ウインカーは左右きちんと点滅するか、ライトはきちんと点灯するかを確認します。 - エンジンのかかり具合
エンジンがかかるまでの時間や音など、毎回気にしていれば、何か異常があった場合に気づくことができます。 - ベルトの張り具合
ボンネットを開けてベルトの張り具合をチェックします。 - エンジンオイル
車の心臓部であるエンジンにとって重要な潤滑油であるため、オイルレベルゲージを使って量や色などを定期的に確認しておくことが必要です。